ソニー生命保険の保険についてのリリース/成年年齢の引き下げに関する意識調査2021

ソニー生命保険の保険についてのリリース/成年年齢の引き下げに関する意識調査2021
ライター:101LIFE 編集部

ソニー生命保険の保険についてのリリース/成年年齢の引き下げに関する意識調査2021

ソニー生命調べ/2022 年4 月1 日時点で18 歳または19 歳の当事者・該当する子どもがいる保護者1,000 名にアンケート

このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 萩本 友男)は、2021 年10 月15 日~10 月18 日の4 日間、全国の2022 年4 月1 日時点で18 歳または19 歳の人(以下、「当事者」)と、2022 年4 月1 日時点で18 歳または19 歳になる子どもがいる40 歳~59 歳の親(以下、「保護者」)に対し、「成年年齢の引き下げに関する意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000 名(当事者500 名、保護者500 名)の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
【成年年齢の引き下げに関する意識】
◆「民法改正で、2022 年4 月1 日からは18 歳以上が“成年(成人)”となることを知っている」当事者の91%、
保護者の84%
◆2022 年4 月1 日以降、“18 歳になれば親の同意がなくてもできるようになること”として知っていたもの

1 位「結婚」2 位「クレジットカードを作る」3 位「携帯電話を契約・解約する」

全回答者1,000名(当事者500名、保護者500名)に、2022年4月1日の改正民法施行による「成年年齢の18歳への引き下げ」について質問しました。

まず、民法が改正され、2022年4月1日からは、18歳以上が“成年(成人)”になることを知っていたか、知らなかったか聞いたところ、当事者(500名)では「知っていた」は91.4%、「知らなかった」は8.6%、保護者(500名)では「知っていた」は83.6%、「知らなかった」は16.4%となりました。成年年齢の引き下げに関する認知率は、保護者よりも当事者のほうが高いという結果となりました。(図1)
(図1)

2022年4月1日からは18歳以上が“成年(成人)”になることを知っていた人(当事者457名、保護者418名)に、2022年4月1日以降、“18歳になれば親の同意がなくてもできるようになること”として知っていたものを聞いたところ、当事者・保護者とも「結婚」(順に51.6%、48.8%)が最も高くなり、「クレジットカードを作る」(50.5%、40.4%)、「携帯電話を契約・解約する」(31.1%、36.6%)が続きました。次いで高くなったのは、当事者では「賃貸物件を借りる」(22.1%、4位)、「ローンを組んで購入契約する」(18.4%、5位)、保護者では「ローンを組んで購入契約する」(24.9%、4位)、「10年用パスポートを取得する」(22.0%、5位)でした。(図2)
(図2)

 

 

◆2022 年4 月1 日から成年(成人)になることに対する当事者の意識59%が「楽しみ」、60%が「不安」と回答
◆2022 年4 月1 日から子どもが成年(成人)になることに対する保護者の意識
45%が「楽しみ」、69%が「不安」と回答
◆「2022 年4 月1 日から成年(成人)になる心の準備ができている」当事者の37%にとどまる

次に、成年年齢の引き下げに関する気持ちや状況について質問しました。

当事者(500名)に、成年年齢の引き下げに関する気持ち・状況が、自身にどのくらいあてはまるか聞いたところ、【2022年4月1日から自分が成年(成人)になることは楽しみ】では「非常にそう思う」が14.8%、「どちらかといえばそう思う」が44.6%で、合計した『そう思う(計)』は59.4%、【2022年4月1日から自分が成年(成人)になることは不安】では『そう思う(計)』は59.8%となりました。
また、【2022年4月1日から自分が成年(成人)になる心の準備はできている】では『そう思う(計)』は37.0%となりました。(図3)
他方、保護者(500名)に、成年年齢の引き下げに関する気持ち・状況が、自身にどのくらいあてはまるか聞いたところ、【2022年4月1日から自身の子どもが成年(成人)になることは楽しみ】では『そう思う(計)』は45.0%、【2022年4月1日から自身の子どもが成年(成人)になることは不安】では『そう思う(計)』は69.0%となりました。保護者の大半が、子どもが成年になることに対し不安を抱いていることがわかりました。
また、【2022年4月1日から自身の子どもが成年(成人)になる心の準備はできている】では『そう思う(計)』は35.8%となりました。(図4)
(図3)(図4)

◆「18 歳で成年(成人)」をどう捉える? 当事者の55%が「早すぎる」、保護者の61%が「早すぎる」と回答
全回答者(当事者500名、保護者500名)に、18歳で成年(成人)は早すぎると思うか、遅すぎると思うか聞いたところ、当事者では「早すぎると思う」が55.2%、「遅すぎると思う」が7.0%、「どちらともいえない」が37.8%、保護者では「早すぎると思う」が61.4%、「遅すぎると思う」が6.0%、「どちらともいえない」が32.6%となりました。
男女別にみると、18歳で成年(成人)は早すぎると思う人の割合は、当事者の女性では60.4%、保護者の女性では74.4%と、当事者の男性(50.0%)・保護者の男性(48.4%)と比べて高くなりました。(図5)
(図5)

◆成年(成人)になることに対する当事者の不安「自覚がないまま大人になること」がダントツ、2 位「クレジットカードでの高額な買い物」3 位「成人式の混乱」
◆子どもが成年(成人)になることに対する保護者の不安
TOP3「自覚がないまま大人になること」「クレジットカードでの高額な買い物」「ローン契約での高額な買い物」
成年(成人)になることに対して、どのような不安を抱いている人が多いのでしょうか。

自分が成年(成人)になることに対し不安を感じている人(299名)に、どのような不安があるか聞いたところ、「自覚がないまま大人になること」(69.2%)が突出して高くなりました。成年(成人)になるまでに“大人になる”という心構えを持てるのか、精神的に準備不足ではないか、心配に感じている人が多いようです。次いで高くなったのは、「クレジットカードでの高額な買い物」(33.4%)、「成人式の混乱」(31.1%)、「もうけ話に関するトラブル(マルチ商法など)」(28.8%)、「怪しいアルバイトに関するトラブル(荷受け代行など)」(26.1%)でした。
他方、自身の子どもが成年(成人)になることに対し不安を感じている人(345名)に、どのような不安があるか聞いたところ、「自覚がないまま大人になること」(69.0%)が最も高くなり、「クレジットカードでの高額な買い物」(47.0%)、「ローン契約での高額な買い物」(44.3%)、「もうけ話に関するトラブル(マルチ商法など)」(42.6%)、「借金」(39.1%)が続きました。(図6)
(図6)

 

【成年(成人)を迎えることについての親子間の会話】
◆当事者の22%が「自分が成年(成人)になることについて親と話をしている」、43%が「今後話をしたいと思う」と回答

当事者(500名)に、自分が成年(成人)になることについて、親と話をしているか聞いたところ、「話をしている」は21.6%、「話はしていない・今後話をしたいと思う」は43.2%、「話はしていない・今後も話をしたいと思わない」は35.2%となりました。
男女別にみると、親と話をしている人の割合は、女性では27.2%と、男性(16.0%)と比べて11.2ポイント高くなりました。(図7)
(図7)

他方、保護者(500名)に、自身の子どもが成年(成人)になることについて、子どもと話をしているか聞いたところ、「話をしている」は22.8%、「話はしていない・今後話をしたいと思う」は66.4%となりました。多くの保護者が、子どもが成年になることに対する事前の備えを今後したいと考えているようです。また、「話はしていない・今後も話をしたいと思わない」は10.8%となりました。
男女別にみると、子どもと話をしている人の割合は、女性では31.2%と、男性(14.4%)と比べて16.8ポイント高くなりました。(図8)
(図8)

 

【親の同意を不要とする時期】
◆実際にはいつから親の同意を不要にしてもいいと思う?
当事者・保護者の両方とも「結婚」「クレジットカードを作る」「賃貸物件を借りる」「ローンを組んで購入契約する」「携帯電話を契約・解約する」「消費者金融を利用する」は「自分で働くようになったら」が最多回答

当事者(500名)に、2022年4月1日以降は18歳になれば法律上は親の同意がなくてもできるようになる行為について、実際には、いつから親の同意を不要にしてもいいと思うか聞いたところ、多くの行為において「自分で働くようになったら」が最も高くなりました。「自分で働くようになったら」が最多回答となった行為は、【結婚】(37.2%)、【クレジットカードを作る】(33.6%)、【賃貸物件を借りる】(36.0%)、【ローンを組んで購入契約する】(55.4%)、【携帯電話を契約・解約する】(32.8%)、【消費者金融を利用する】(50.0%)、【美容整形外科手術を契約する】(34.4%)、【10年用パスポートを取得する】(30.4%)、【代理人なしで民事裁判を起こす】(27.6%)でした。社会に出て経済的に自立するまでは、親の同意を必要としたほうがよいと考える人が多いようです。(図9)
(図9)

 

 

 

他方、保護者(500名)に、2022年4月1日以降は18歳になれば法律上は親の同意がなくてもできるようになる行為について、実際には、いつから親の同意を不要にしてもいいと思うか聞いたところ、当事者の回答と同様、多くの行為において「自分で働くようになったら」が最も高くなりました。「自分で働くようになったら」が最多回答となった行為は、【結婚】(50.8%)、【クレジットカードを作る】(68.8%)、【賃貸物件を借りる】(70.0%)、【ローンを組んで購入契約する】(75.0%)、【携帯電話を契約・解約する】(59.4%)、【消費者金融を利用する】(54.6%)、【美容整形外科手術を契約する】(54.2%)、【10年用パスポートを取得する】(37.6%)、【代理人なしで民事裁判を起こす】(38.4%)でした。
また、【特定の職業の資格を取得する】では「18歳(成年)になったら」(32.6%)が最も高くなり、【性別変更申請をする】では「いくつになっても親の同意を必要にしたほうがいい」(37.2%)が最も高くなりました。性別変更申請などに対しては、保護者はより慎重に手続きをすることを求め、親の同意を必ず必要としたほうがよいと考える人が多いようです。(図10)
(図10)

 

【成人式の開催と成年(成人)の記念】
◆当事者の60%が「成人式は成年(成人)になる年度より20 歳になる年度に開催するのがいい」と回答
◆保護者の71%が「成人式は成年(成人)になる年度より20 歳になる年度に開催するのがいい」と回答

成人式の開催については、どのタイミングが望ましいと考えている人が多いのでしょうか。

当事者(500名)に、自身の成人式の開催について、“成年(成人)になる年度”と“20歳になる年度”では、どちらに開催するのがいいと思うか聞いたところ、「成年(成人)になる年度」が20.4%、「どちらかといえば成年(成人)になる年度」が19.8%で、合計した『成年(成人)になる年度(計)』は40.2%、「20歳になる年度」が28.6%、「どちらかといえば20歳になる年度」が31.2%で、合計した『20歳になる年度(計)』は59.8%となりました。“成人式は20歳になる年度に開催するのが望ましい”と考える人が多数派となりました。
男女別にみると、女性では『20歳になる年度(計)』は66.8%と、男性(52.8%)と比べて14.0ポイント高くなりました。(図11)
(図11)

 

 

他方、保護者(500名)に、自身の子どもの成人式の開催について、“成年(成人)になる年度”と“20歳になる年度”では、どちらに開催するのがいいと思うか聞いたところ、『成年(成人)になる年度(計)』は29.0%、『20歳になる年度(計)』は71.0%となりました。
男女別にみると、女性では『20歳になる年度(計)』は77.2%と、男性(64.8%)と比べて12.4ポイント高くなりました。(図12)
(図12)

 

 

【理想の大人のイメージ・スピーチをお願いしたい著名人】
◆理想の大人ランキング 当事者が思う“こういう大人になりたい”イメージとは?
芸能人のTOP2「明石家さんまさん」「石原さとみさん」、アニメキャラのTOP2「モンキー・D・ルフィ」「ドラえもん」

最後に、理想の大人のイメージと、成人式でスピーチをお願いしたい著名人について質問しました。

当事者(500名)に、“こういう大人になりたい”と思う芸能人を聞いたところ、1位「明石家さんまさん」、2位「石原さとみさん」、3位「櫻井翔さん」、4位「カズレーザーさん」「橋本環奈さん」「松本人志さん」「菅田将暉さん」「浜辺美波さん」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1位の明石家さんまさんについては「人を笑顔にしているから」(女性)や「人望があるから」(男性)、「心がとても広いから」(男性)といった回答が挙がりました。明石家さんまさんの周囲の雰囲気を明るくするコミュニケーション力や周囲の人から慕われる人間力に憧れの気持ちを持つ人が多いようです。2位の石原さとみさんについては「外見も内面も綺麗で素敵な人だから」(女性)や「笑顔が素敵だから」(女性)、3位の櫻井翔さんについては「夢に向かって努力をしているから」(女性)や「自ら道を切り開いているから」(女性)といった回答がみられました。(図13)
(図13)

 

また、“こういう大人になりたい”と思うアニメキャラを聞いたところ、1 位「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」、2 位「ドラえもん(ドラえもん)」、3 位「野原ひろし(クレヨンしんちゃん)」、4 位「五条悟(呪術廻戦)」、5 位「はたけカカシ(NARUTO -ナルト-)」「坂田銀時(銀魂)」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1 位のモンキー・D・ルフィについては「仲間思いだから」(男性)や「生き方がかっこいいから」(女性)、2 位のドラえもんについては「誰かの力になれるから」(女性)、3 位の野原ひろしについては「幸せな家庭を築いているから」(女性)といった回答が挙げられました。 (図14)
(図14)

 

 

◆保護者が思う“子どもにこういう大人になってほしい”イメージとは?
芸能人のTOP2「芦田愛菜さん」「綾瀬はるかさん」、アニメキャラのTOP2「竈門炭治郎」「フグ田サザエ」

保護者(500名)に、自身の子どもに“こういう大人になってほしい”と思う芸能人を聞いたところ、1位「芦田愛菜さん」、2位「綾瀬はるかさん」、3位「所ジョージさん」「新垣結衣さん」、5位「タモリさん」「櫻井翔さん」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1位の芦田愛菜さんについては「自分の考えをしっかり持っているから」(女性)や「聡明だから」(女性)、「芸能界の仕事と学業を両立しているから」(女性)といった回答が挙がりました。2位の綾瀬はるかさんについては「自立していてかっこいいから」(男性)や「元気で誰からも愛されているから」(女性)、3位の所ジョージさんについては「人生を楽しんでいるから」(女性)、新垣結衣さんについては「優しそうでしっかりしているから」(男性)といった回答がみられました。(図15)
(図15)

 

 

また、“こういう大人になってほしい”と思うアニメキャラを聞いたところ、1位「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、2位「フグ田サザエ(サザエさん)」、3位「煉獄杏寿郎(鬼滅の刃)」、4位「孫悟空(ドラゴンボール)」、5位「ケンシロウ(北斗の拳)」「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1位の竈門炭治郎については「優しくて人の気持ちがよくわかるから」(女性)や「家族思いだから」(男性)、2位のフグ田サザエについては「明るくて前向きだから」(女性)、3位の煉獄杏寿郎については「責任感が強く、弱い人を守る人になってほしいから」(女性)といった回答が挙げられました。(図16)
(図16)

 

 

◆成人式で“自分たちに向けたスピーチをしてほしい”と思う著名人 1 位「明石家さんまさん」
◆子どもの成人式で“子どもたちに向けたスピーチをしてほしい”と思う著名人 1 位「大谷翔平さん」

当事者(500名)に、成人式で“自分たちに向けたスピーチをしてほしい”と思う著名人を聞いたところ、1位「明石家さんまさん」、2位「やまとさん(コムドット)」「西村博之さん」、4位「松岡修造さん」、5位「與真司郎さん」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1位の明石家さんまさんについては「社会を生き抜く力について笑いを交えながら話してくれそうだから」(女性)や「笑いをとりつつ人生の教訓を教えてくれそうだから」(女性)、2位のやまとさんについては「生き方が好きだから」(男性)、西村博之さんについては「人生で必要なことを教えてくれそうだから」(男性)といった回答がみられました。(図17)
(図17)

他方、保護者(500名)に、自身の子どもの成人式で“子どもたちに向けたスピーチをしてほしい”と思う著名人を聞いたところ、1位「大谷翔平さん」、2位「イチローさん」、3位「明石家さんまさん」、4位「松岡修造さん」、5位「タモリさん」「橋下徹さん」「所ジョージさん」「西村博之さん」「池江璃花子さん」「池上彰さん」「武田鉄矢さん」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1位の大谷翔平さんについては「なりたい自分になるためにいろいろな努力をしている人だから」(女性)や「努力することの大切さを話してほしいから」(女性)、2位のイチローさんについては「自分に厳しくすることの大切さを教えてくれそうだから」(男性)、3位の明石家さんまさんについては「面白く、ためになる話をしてくれそうだから」(女性)といった回答が挙げられました。(図18)
(図18)

 

注:本調査レポートの百分率表示は小数点第2位で四捨五入の丸め計算を行っているため、合計しても100%とならない場合がございます。
また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n数を合計しても全体と一致しないことがございます。

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