2025年9月24日 日本株式市場・値上がり率ランキング TOP10<速報>

保険・金融ニュース
ライター:101LIFE 編集部

9/24(火)東京市場サマリーと急騰銘柄分析

9月24日(火)の東京株式市場は日経平均が続伸し終値 45,630.31円(+136.65円)。米ハイテク株高と円安進行を受けた半導体・ハイテク買いが指数を押し上げる一方、スタンダード・グロースの小型株には好材料を手掛かりにした資金流入が目立ちました。当日の値上がり率ランキング上位10銘柄を対象に、IR・業績・テーマ・需給など複合的な急騰要因を整理します。

1. テクニスコ(2962・東証STD)+29.30%

  • 材料:(訂正・数値データ訂正)決算短信の一部訂正を同日13:00に開示。過大損失計上の修正で純利益改善方向となり、投資家の警戒感が後退。 ([irbank.net](https://irbank.net/E38523/tdnet))
  • テーマ:半導体関連部材(SiC基板など)という中長期テーマ株。
  • 需給:時価総額30億円・浮動株比率低めで値幅が出やすい。

2. セキチュー(9976・東証STD)+29.27%

  • 材料:9/24 16:00発表の2026年2月期中間決算で経常益+17%、通期進捗率96%。高進捗と復配観測が評価。 ([irbank.net](https://irbank.net/news/081220250924561386?utm_source=openai))
  • 需給:ホームセンター関連は出遅れ感が強く、好決算をきっかけに短期資金が集中。

3. ネポン(7985・東証STD)+26.32%

  • 材料:9/2付で福岡証券取引所へ重複上場完了。流動性向上期待が継続。 ([irbank.net](https://irbank.net/7985/ir?utm_source=openai))
  • テーマ:農業ICT/スマート温室関連として、政府の食料安全保障対策報道で物色。
  • テクニカル:出来高細い中での高値ブレイク → アルゴ買い誘発。

4. One ETF 南方 中国A株CSI500(2553・ETF)+23.78%

  • 材料:中国政府が9月下旬に1兆元規模の景気刺激パッケージを発表との観測でCSI500指数が急反発。小型A株に連動する同ETFに海外勢の裁定買い。 ([hedgeweek.com](https://www.hedgeweek.com/china-focused-hedge-funds-score-big-september-gains/?utm_source=openai))

5. ディジタルメディアプロフェッショナル(3652・東証GRT)+22.76%

  • テーマ:国産GPU/エッジAI向け半導体開発。生成AI関連物色第2波で再燃。
  • 需給:発行株数300万株と極小。空売り残高膨張からの踏み上げ観測。
  • テクニカル:年初来安値から倍返し水準の2,700円が節目、ストップ高張り付きで上放れ。 ([traders.co.jp](https://www.traders.co.jp/stocks/3652/?utm_source=openai))

6. テノ.ホールディングス(7037・東証STD)+21.14%

  • テーマ:保育園運営。政府が2026年度までの「こども未来戦略基金」積み増し方針と伝わり関連株物色。
  • 需給:前週までの信用売り残急増 → 逆日歩警戒の買い戻し。

7. セイファート(9213・東証STD)+21.10%

  • 材料:9/24 12:30「主要株主の異動に関するお知らせ」を開示。新オーナー思惑で急騰。 ([irbank.net](https://irbank.net/9213/140120250924561377?utm_source=openai))
  • 事業:美容師人材派遣。インバウンド回復で美容需要増の思惑も。

8. アディッシュ(7093・東証GRT)+20.66%

  • テーマ:SNS炎上モニタリング+生成AIサービス。本格AI規制議論でリスク対策需要拡大観測。
  • テクニカル:3連続ストップ高で出来高急増、低位株循環物色の中心。 ([rizumu.net](https://www.rizumu.net/brand/%E3%82%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5/?utm_source=openai))

9. データセクション(3905・東証GRT)+20.57%

  • 材料:7月に開示した「事業計画・成長可能性説明資料」で示した生成AIビジネス拡大シナリオが改めて評価。大商いを伴い高値波乱。 ([irbank.net](https://irbank.net/E31131/tdnet?utm_source=openai))
  • 需給:信用倍率10倍超・空中戦の短期資金主導。

10. 大和自動車交通(9082・東証STD)+20.15%

  • テーマ:タクシー運賃値上げ(名古屋・首都圏で9月実施報道)・配車アプリ提携拡大など収益改善期待。 ([fnn.jp](https://www.fnn.jp/articles/-/865803?utm_source=openai))
  • 需給:中間配当権利取り思惑+浮動株割合が低くストップ高。

今後の注目ポイント

  1. 10月上旬に集中する小型株決算発表で「好進捗 ➔ 上方修正」が続くか。
  2. 中国A株の政策ラリーが継続すれば、2553など海外ETFへの資金流入が波及。
  3. 生成AI/エッジAI関連は国産GPUやAIセキュリティ分野へテーマ拡散局面。
  4. 子育て支援・タクシー運賃改定など政策ドリブン銘柄の循環物色に要注目。

※本記事は公開情報を基にまとめたもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はあくまでご自身の責任で行ってください。相場は急変する可能性があり、記載内容の正確性・完全性を保証するものではありません。

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