「xCausal（クロス・コーザル）」をあいおいニッセイ同和損保が導入

あいおいニッセイ同和損保、新規事業開発で「xCausal」を導入

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社（以下：あいおいニッセイ同和損保）は、新規事業開発の一環として、株式会社ヴェルト（以下：ヴェルト）が提供する「xCausal（クロス・コーザル）」を導入し、新たな事業創出に取り組むことを発表しました。あいおいニッセイ同和損保はこの導入を通じて、顧客の課題解決に因果関係を理解したAI技術を活用した事業開発を目指します。

xCausalによる新規事業開発の推進

xCausalは、従来のAIとは異なり、単なる相関関係の解析ではなく、「なぜその結果になるのか、何を改善すれば結果が良くなるのか」という因果関係の理解に重点を置いたAIです。この技術を利用することで、企業は属人化されがちなノウハウを因果モデルとして可視化し、モデル化やソフトウェア化することによって、知識の蓄積と継承を効率的に進めることができます。

あいおいニッセイ同和損保のデジタルビジネス戦略

あいおいニッセイ同和損保のデジタルビジネスデザイン部プランニンググループ長、佐川麻佐美氏は、「CSV×DX」という戦略を掲げています。これは、データとデジタル技術を活用して新たな価値を顧客や社会と共に創造していくことを目指すものです。自然災害の激甚化や予期せぬリスクの顕在化に対応し、保険だけでなく、リスクの予防や被害の軽減、早期経済回復に資するサービスの提供が求められています。

ヴェルトによるxCausalの支援

ヴェルトは、xCausalの提供だけでなく、ワークショップやプロフェッショナルサービスを通じて企業の新規事業開発を支援しています。xCausalは、SaaS型のコーザルAIプラットフォームとして、使いやすさを重視し、利用目的に合わせたカスタム利用が可能です。これにより、データをアップロードするだけで、因果関係のモデル化や因果推論を数十秒で行うことができます。
ヴェルトは2012年に設立されたデータサイエンスカンパニーで、「ライフ・テック・リバランス」をミッションとし、技術との付き合い方を革新することで、人類社会と地球環境にポジティブスパイラルを創造しています。

この先進的な取り組みにより、あいおいニッセイ同和損保は新規事業開発において大きな一歩を踏み出したことになります。データとAIを活用した事業開発が、今後の企業戦略においてますます重要になる中、その先駆者としての役割を担っていくことが期待されています。