SBI損保が主催!高校生金融クイズ大会『エコノミクス甲子園』で楽しみながら保険リテラシーを高める最新の社会貢献施策と教育効果

SBI損保が主催!高校生金融クイズ大会『エコノミクス甲子園』で楽しみながら保険リテラシーを高める最新の社会貢献施策と教育効果
ライター:関野 良和

高校生が競い合う「エコノミクス甲子園」大分大会の全貌

SBI損保は2024年12月15日、全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」の大分大会を3年連続で主催しました。大会には県内外から12チーム24名がオンラインで参加し、保険・税・投資など50問の四択問題に挑戦。優勝した大分県立大分上野丘高校「細胞」チームは、2025年2月の全国大会への切符を手にしました。大会概要はSBI損保プレスリリース(2024年12月17日)で確認できます。

クイズ形式で学ぶことで「難しい」と敬遠されがちな保険や金融の知識を楽しく吸収できる点が特徴です。設問は公的保険制度から民間保険商品の仕組みまで幅広く、正解発表のたびに解説が入るため、参加者は理解を深めながら次の問題に臨めました。

オンライン開催が生む地域格差の解消と多様な学び

大分大会は2022年からオンライン方式を採用しており、地理的制約を受けずに参加できる仕組みが定着しています。SBI損保はNPO法人金融知力普及協会や大分県教育委員会と連携し、インターネット環境の整備が難しい学校には機材貸与を実施。これにより離島・山間部の高校生も都市部と同じ条件で挑戦できました。

  • 接続テストを事前実施し通信トラブルを防止
  • 問題・解説スライドをリアルタイム共有
  • チャット機能で講師へ質問可能

こうした取り組みは、教育リソースが限られる地域の金融リテラシー向上にも寄与しています。

保険リテラシーを伸ばす3つの仕掛け

SBI損保は、クイズ問題に「自動車保険の等級制度」や「がん保険の給付条件」など実生活に直結するテーマを織り込みました。高校生は自ら保険料や補償範囲を計算し、数字の裏にあるリスク管理の考え方を体験的に学習。また、成年年齢引き下げ後の契約トラブルを防ぐため、保険契約時のチェックポイントも提示しました。

  1. 契約前の情報開示と重要事項説明
  2. ライフイベントごとの補償見直し
  3. デジタル保険証券の活用と管理

これにより「保険=難解」というイメージを払拭し、主体的に商品を比較検討する姿勢を育成しています。

参加生徒の声と今後の展望

優勝チームの生徒は「問題を調べるうちに公的医療保険と民間保険の役割の違いが理解できた」とコメント。準優勝校からは「家族とも保険について話す機会が増えた」との声が上がりました。SBI損保は来年以降も大会を継続し、地方公共団体や教育機関との共同教材開発を進める方針です。大会公式サイトエコノミクス甲子園でも、問題例や動画解説の公開を予定しており、非参加校でも教材として活用できます。

金融教育が必修化された今、企業と学校が連携した実践的プログラムの需要は高まっています。SBI損保の取り組みは、保険リテラシーを社会全体に広げる好例として注目されるでしょう。

執筆者のプロフィール
関野 良和
大手国内生命保険会社や保険マーケティングに精通し、保険専門のライターとして多メディアで掲載実績がある。監修業務にも携わっており、独立後101LIFEのメディア運営者として抜擢された。 金融系コンテンツの執筆も得意としており、グローバルマクロの視点から幅広いアセットクラスをカバーしているが、特に日本株投資に注力をしており、独自の切り口でレポートを行う。 趣味のグルメ旅行と情報収集を兼ねた企業訪問により全国を移動しながらグルメ情報にも精通している。
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