SOMPOひまわり生命がAIサポートシステムを次々導入 AI-OCR・Canvas・自動音声応答で業務効率と顧客体験を革新
AIサポートシステム導入の背景と狙い
SOMPOひまわり生命は、給付金支払や顧客対応に要する時間を短縮し、サービス品質を底上げするため、2024年7月に「AI-OCRエンジン」を正式導入しました。手書きを含む請求書類を自動で読み取り、従来比およそ4割の事務負荷削減をめざす取り組みです。生命保険業務は紙帳票が多く残る分野ですが、同社は「健康応援企業」というビジョンを掲げ、保険本来の機能にヘルスケア視点の価値を掛け合わせる“Insurhealth®”を推進しており、今回のAI活用もその一環と位置づけています。プレスリリース
対面営業を後押しする「Canvas」
営業現場では、2018年から使われてきたAI対面営業支援システム「Canvas」が2023年7月にビジネスモデル特許を取得しました。面談で使用した資料の順序やお客さまの反応をAIが解析し、次に提示すべき話題や補足情報を即時レコメンドします。これにより、ライフカウンセラーは説明の質を均一化しながら、お客さま一人ひとりの状況に適した提案を行えます。保険相談の体験向上と成約率の向上を同時に狙う仕組みと言えるでしょう。特許取得のお知らせ
24時間対応のAI自動音声応答
顧客接点では、音声対話AIを活用した自動音声応答サービスを2024年3月に拡充しました。資料請求や給付金請求の受付を電話で24時間365日行えるため、コールセンターの混雑緩和と顧客の利便性向上が同時に実現。AIが質問内容を理解し、必要情報を取得したうえで手続きフローを進行するため、オペレーターが対応するケースと比べて平均処理時間が短縮しました。導入記事
導入効果と今後の展望
同社の試算では、AI-OCR導入で請求書類入力業務が約40%削減される見込みです。事務リソースを「迅速な保険金支払」と「健康サポートサービスの強化」へ再配分でき、顧客満足度向上につながるとしています。また、Canvas や自動音声応答のデータを横断的に分析し、保険募集から保全・支払までを一気通貫でサポートする新たなDX基盤構築も検討されています。
- AI-OCR:紙帳票のデジタル化でバックオフィスを効率化
- Canvas:面談品質を均一化し営業活動を高度化
- 自動音声応答:24時間の顧客接点を維持しCS向上
これら複数のAIサポートシステムの相乗効果により、同社は“保険×ヘルスケア”領域での競争優位を強化し、顧客の「安心」と「健康」を同時に支えるブランド像を鮮明にしています。