山口県×生命保険会社でがん検診受診率向上へ 第一生命協定締結と日本生命・明治安田生命リーフレットの全貌
|
保険ニュース|
官民連携が生んだ新しいがん検診推進枠組み
山口県では、死因第1位のがんによる死亡を減らすため、令和6年3月策定の「第4期山口県がん対策推進計画」で〈受診率60%〉を目標に掲げています。現状は全国平均をわずかに下回る4割台にとどまり、働き盛り世代の受診離れが顕著です。こうした課題を背景に、県は民間の営業接点を持つ生命保険会社と協力し、情報提供や受診勧奨を強化する包括協定を締結しました。詳細は山口県公式で公開されています。
第一生命との包括連携協定(令和7年3月18日)
県は令和7年3月18日、第一生命保険株式会社と「地域活性化包括連携協定」を締結しました。同社の営業職員約800人が県内全域で顧客に接する強みを活かし、がん検診の受診券説明や相談先紹介を行います。また自治体イベントにもスタッフを派遣し、生活習慣改善や早期発見の重要性を伝える予定です。協定文書は県政策企画課ページで閲覧できます。
- 健康増進(がん検診啓発・受診勧奨)
- 子育て支援および青少年教育
- 地域の安心・安全など計7分野
日本生命・明治安田生命と作成した受診促進リーフレット
令和8年度には、協定企業に地域活性化包括連携協定企業を加えた日本生命・明治安田生命山口支社と共同で、リーフレット「健康だからこそ受けようがん検診」を制作しました。店頭・職域で累計10万部配布し、部位別検診の必要年齢や自己負担額を図解で示しています。リーフレットは県サイト内協定企業紹介ページからPDFでダウンロード可能です。
県民が得られるメリットと今後の展開
保険会社のきめ細かな顧客フォローにより、自宅に届く受診案内や面談時の声かけが増え、受診忘れの防止が期待されます。さらに契約者向けアプリに検診予約サイトへの直リンクを設けるなど、デジタル施策も検討中です。県は2026年度末までに受診率5ポイント向上を目指し、企業ごとの成果指標を公開する仕組みを整備するとしています。