8月から始まるマイナ保険証完全移行 資格確認書・子どもや高齢者の対応まで総まとめ
マイナ保険証への完全移行時期と8月以降のスケジュール再確認
政府は従来の健康保険証を令和6年(2024年)12月2日以降発行せず、令和7年(2025年)12月1日に現行保険証の有効期限が一斉に切れると定めています。したがって今年8月時点では手元の健康保険証を引き続き使えますが、新規・再発行は行われません。デジタル庁によると、8月以降の医療機関受診ではマイナ保険証の提示か資格確認書が基本となります。
また、後期高齢者医療制度加入者などに自動交付されていた「資格確認書」は令和8年(2026年)7月末で暫定措置が終了します。8月1日以降は各自で申請が必要になるため、高齢の家族がいる場合は早めに手続きを確認しましょう。政府広報オンライン
8月からの受付フロー――持ち物と事前準備
医療機関や薬局の受付では、次の三つのいずれかで資格確認が行われます。
- マイナンバーカード(マイナ保険証)と暗証番号
- 顔認証付きカードリーダーによる本人確認
- 資格確認書(紙)
暗証番号を忘れた場合でも顔認証のみで通過できる施設が増えていますが、旧式リーダーでは番号入力が求められるケースもあります。診療直前の混雑を避けるため、カードの暗証番号再設定は自治体窓口やセブン銀行ATMで済ませておくと安心です。マイナポータル
資格確認書の無償交付――対象者と申請手順
マイナンバーカードを持たない人や、何らかの事情で健康保険証としての利用登録をしていない人には資格確認書が無償で交付されます。協会けんぽでは「被保険者資格取得届」や「被扶養者(異動)届」にチェックを入れるだけで申請が完了し、1~2週間で自宅に届きます。日本年金機構
8月以降は申請が集中する見込みです。出産・転職・進学など保険資格が変わる予定がある場合、早めに届け出を行いましょう。申請忘れで資格確認書が手元にないまま受診すると、いったん10割負担で支払い、後日払い戻しになる可能性があります。
子ども・高齢者・代理受診で気を付けたいポイント
- 学校行事や部活動の遠征に同行しない保護者は、顔写真なしの子ども用カード持参を徹底
- 認知症などでカード管理が難しい高齢者は、家族が代理申請した資格確認書の携行が安全
- 救急搬送時は被保険者番号でオンライン照会する運用が整備済み
厚生労働省は修学旅行等の場面での確認方法を事務連絡で示しています。団体行動時でもカードを確実に持たせ、紛失時は速やかに停止手続きを行いましょう。厚生労働省
マイナ保険証未対応の医療機関を受診した場合
システム未導入の医療機関では従来どおりの窓口確認を行います。資格確認が取れない場合、いったん自費で全額支払い、後日健康保険組合へ請求する流れになるため領収書は必ず保管しましょう。万一トラブルが発生したときは、マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)へ連絡し、受診日の記録を残すことが推奨されています。デジタル庁FAQ
トラブル時の相談窓口と夏休み前にしておくこと
8月は帰省や旅行でかかりつけ外以外を受診する機会が増えます。次の連絡先をスマートフォンに登録しておくと安心です。
- マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178(24時間対応)
- 協会けんぽ各都道府県支部
- 加入している健康保険組合の資格確認窓口
あわせて、カードの署名用電子証明書の有効期限が切れていても健康保険証としては直ちに利用停止になりませんが、3か月以内に更新手続きを行わないとカード自体が失効するため早めの更新を忘れずに。マイナポータル