75歳以上向け「資格確認書/資格情報のお知らせ」交付ルール完全解説
制度変更の背景と概要
後期高齢者医療制度では、これまでマイナ保険証の有無にかかわらず全員に資格確認書が送付されてきました。しかし暫定措置は令和8年7月31日で終了し、8月1日からは年齢・マイナ保険証の利用状況に応じた二段階交付へ移行します。厚生労働省の案内(厚労省サイト)では「後期高齢者医療加入者への一律交付は令和8年7月末まで」と明記されています。
具体的な運用は都道府県の広域連合が担い、例えば千葉県広域連合は「令和8年8月1日から資格確認書または資格情報のお知らせのいずれかを交付」と周知しています(千葉県後期高齢者医療広域連合)。
変更後の交付対象者
8月以降は85歳以上の被保険者には従来どおり資格確認書が自動送付されます。一方、84歳以下の方はマイナ保険証の利用実績で分かれます。千葉県の基準では、過去12か月で6回以上かつ直近3か月以内に利用実績がある方は「資格情報のお知らせ」のみが届き、それ以外は資格確認書を受け取ります(同上)。
- 85歳以上:資格確認書を自動交付
- 84歳以下+マイナ保険証6回以上利用:資格情報のお知らせ
- 84歳以下+利用実績が基準未満またはカード未所持:資格確認書
資格確認書と資格情報のお知らせの違い
資格確認書は従来の保険証に代わり医療機関窓口で提示できる顔写真なしのカード型書類です。有効期限は最大5年で、自己負担割合変更などがあれば都度更新されます。対して資格情報のお知らせは被保険者番号や負担割合等を印字した通知書類で、マイナ保険証の読み取りトラブル時にカードと併せて提示しますが、単体では受診できません(さいたま市)。
発送スケジュールと有効期限
多くの広域連合は毎年7月中に新しい書類を簡易書留または普通郵便で発送します。2026年度分は7月中旬~下旬に届き、8月1日から有効です。現在の橙色の資格確認書は令和8年7月31日で失効するため、受診予定がある場合は必ず切替えを確認しましょう(静岡県後期高齢者医療広域連合)。
- 発送:令和8年7月中
- 新カード等の有効期間:令和8年8月1日~令和9年7月31日
- 旧カードは8月以降使用不可
マイナ保険証を使う人が注意すべき点
資格情報のお知らせのみが届く場合でも、窓口でマイナ保険証読取が不可だった際は併せて提示が必要です。カード紛失や読取困難時は申請により資格確認書を交付できます。さいたま市では本人確認書類とマイナンバー確認書類を持参すれば即日交付が可能と案内しています(同上)。
主な相談窓口とQ&A
制度や交付基準は広域連合で若干異なるため、不明点はお住まいの市区町村または広域連合へ問い合わせましょう。千葉県広域連合資格担当(043-308-6768)、静岡県資格保険料室(054-270-5528)など、各サイトに電話番号が掲載されています。手元に届いた書類をなくした時や住所変更時の手続きも、同じ窓口で行えます。
- 交付対象の判定基準を確認したい
- マイナ保険証利用登録状況を変えた
- 書類を紛失・汚損した
- 代理人が申請する場合の必要書類